引越しの際は冷蔵庫の霜取りと水抜きを忘れずに!方法とタイミングを詳しく解説
引越しの際、冷蔵庫は専用の処理が必要なことをご存知でしょうか。
きちんと処理を行わなかった場合、荷物や新居が水浸しになってしまう恐れがあります。そこで今回は、冷蔵庫の霜取りと水抜きの方法、タイミングについて解説していきます。
- 1.引越し前日には始めておきたい霜取りの方法
- 2.引越し当日に作業が必要な水抜き
- 3.冷蔵庫が使えない間、中身はどうする?
- 4.忘れると思いのほか苦労する冷蔵庫の引越し準備
引越し前日には始めておきたい霜取りの方法
霜取りとは、冷蔵庫の中を冷やす冷却器の氷や、庫内にこびりついた霜を溶かしておく作業のことです。引越し先への移動中に氷が溶け、荷物や新居が濡れてしまわないようにするために行います。
作業自体は簡単で、冷蔵庫の電源プラグを抜いておくだけ。ただ、家電メーカーPanasonicによると霜が溶けるにはおおよそ15時間程度。つまり、遅くとも引越し前日には電源プラグを抜いておく必要があります。
電源プラグを抜いても、すぐには霜は溶けません。
ドアを締め切った状態などでは、冷却器の霜が溶けるまでかなりの時間を要します。
※冷蔵庫の電源を切ってから冷却器の霜が溶けるまで約15時間以上かかります。
(機種や運転状態、季節、設置環境によって異なります)
(引用:【冷蔵庫】引越しなどで冷蔵庫を運搬/移動する際の注意点は? - 冷蔵庫/ワインセラー - Panasonic)
また、機種によっては庫内の霜取りが必要ない場合もあります。詳細は取扱説明書やメーカーHPを確認してみてください。
引越し当日に作業が必要な水抜き
水抜きは、冷蔵庫内に貯まった水分が集められる蒸発皿という部分の水を捨てる作業になります。
蒸発皿の位置は機種によって異なりますが、背面か底面に設置されていることがほとんどです。また、古い機種の場合は蒸発皿が付いておらず、冷蔵庫の排水口から水を出す作業が必要な場合もあります。
蒸発皿の位置は機種ごとの取扱説明書を確認してみてください。
引越しは冷蔵庫掃除のチャンス!使える洗剤や効率的なお掃除方法
普段は食品などに埋め尽くされてお掃除しづらい冷蔵庫ですが、ほとんど空になる引越しのタイミングは絶好のチャンスです。
冷蔵庫のお掃除では、食器用の中性洗剤や重曹、キッチン用の除菌シートなどが使えます。食材に触れることが多い家電製品なので、安全性が高いものを使用することをおすすめします。
扉や庫内はふきんやキッチンペーパーに洗剤をつけてふき掃除し、背面などホコリが多い部分は掃除機やハンディクリーナーを使ってホコリを除去します。
冷蔵庫が使えない間、中身はどうする?
引越し先へ冷蔵庫を運んでいる間、中に入っている食材をそのままにするわけにはいきません。要冷蔵のものは食中毒のリスクがあり、冷蔵庫の中身が入ったままでは引越し業者が運んでくれない場合もあります。以下では、引越しの際に必要な冷蔵庫の中身についての対処方法をご紹介します。
クーラーボックスに入れて保管する
引越しまでに消費できなかった食材は、保冷剤と一緒にクーラーボックスに入れることで、短時間であれば保存が可能です。しかしあくまで簡易的なものとなるため、消費しきれなかった生鮮食品や賞味期限が近いものは諦めて廃棄したほう無難です。
クール便で引越し先に送る
引越し先にクール便で送ってしまうのもひとつの手です。クール便は配達日の指定もできるので、引越し前日に冷蔵庫のコードを抜き、霜取りを始めたタイミングで発送すれば、ちょうど荷造りが落ち着いたタイミングで受け取ることができます。
忘れると思いのほか苦労する冷蔵庫の引越し準備
冷蔵庫の引越し準備はそこまで大変な作業ではありませんが、忘れてしまった場合は荷物や新居が水浸しになってしまう可能性もあります。必ず行えるように引越し前のスケジュールに組み込んでおいてください。